ドラマ

半沢直樹2の大和田が涙を流した理由は?4話あらすじ感想も紹介

半沢直樹2の大和田が涙を流した理由は?4話あらすじ感想も紹介
Pocket

今回は「半沢直樹2の大和田が涙を流した理由は?4話あらすじ感想も紹介」についてご紹介します!

シーズン2も注目度が高い半沢直樹2!

3話では、証券取引監視委員会の検査が入り、黒崎に半沢が追い詰められていくシーンでは手に汗を握りました。

東京中央銀行から電脳雑技集団への追加融資500億が現実味を帯びてきて、絶体絶命の東京セントラル証券とスパイラル社。

追加融資の鍵を握るのは、半沢最大の敵・大和田。

4話では大和田が涙を流すシーンもあるとのことですが、一体何が起こるんでしょうか?

悔し涙?うれし涙?その理由はなんでしょうか。

気になるネタバレは下記からどうぞ!

 

半沢直樹2の4話ネタバレあらすじ

第4話のあらすじネタバレをご紹介します。

半沢(堺雅人)率いる東京セントラル証券の作戦により、スパイラルはフォックスの逆買収に成功!

しかし、子会社に負けるわけにはいかない東京中央銀行は、三笠副頭取(古田新太)によって、スパイラル株を力づくで買収するため、電脳へ500億円の追加融資を行う準備を始めた。

半沢の独創的な着想も、キレのいい知略も、莫大な量のお金には歯が立たない。
そんな絶体絶命のピンチの中で、半沢は過去に電脳が不審な買収を行っていることに気づく。

関係者である財務担当の玉置(今井朋彦)にアプローチするものの、彼は行方をくらませてしまう。

玉置はいったいなぜ、どこに消えたのか?

玉置を追って、半沢と森山は電脳の子会社である電脳電設へ足を運ぶ。

そこで電脳電設が、親会社である電脳雑技集団に自慢の特許を奪われているため、言いなりになるしかない現状となっていることを知って…。

4話のエピソードを詳しく見ていきましょう!

 

電脳雑技集団の秘密に半沢が迫る

半沢は過去に買収によって電脳雑技集団の子会社となった電脳電設と電脳雑技集団との関係を詳しく聞くため、電脳雑技集団の金庫番である玉置を呼び出すが、待ち合わせ場所に来たのは電脳の社長・副社長夫妻だった。

平山副社長によると、玉置は「一身上の都合」ということで辞表を出してきたという。

「電脳を叩きつぶすというようなことを言っていたようだけど、一体何をするつもりやったん?」

そう問う平山副社長だったが、その発言を聞いて半沢はひっかかりを感じる。

半沢が「打倒電脳」を宣言したその場に居合わせたのは、頭取・大和田・東京セントラル証券岡社長、そして半沢。

伊佐山・三笠派の人間はいなかったはずなのに、なぜこの時の半沢の発言が平山副社長の耳に入っているのだろう?

電脳側にこれを伝えたのは、一体誰だ?

また、玉置が来ないのは口封じをされたためということは理解できるが、わざわざ社長・副社長が連れ立って半沢のところまで警告までしに来たことが引っかかる。

電脳はどうやら、相当知られたくない秘密を抱えているようだ。

「必ず暴きだします、ご覚悟を。」

半沢は電脳の社長夫妻に、不敵な宣戦布告をするのであった。

 

どうしても電脳の秘密を白日のもとにさらしたい半沢は、行方をくらましている玉置について心当たりに電話をし、居場所を探すが、どうしても見つからない。

電話ではらちがあかないため、とうとう、玉置の父が社長をしている電脳の子会社・電脳電設へ足を向ける。

そこで見たのは高齢にも関わらず熟練工として精緻な作業をこなす社長と、その息子である玉置だった。

わざわざ静岡まで出向いてやってきた半沢の熱意に負け、玉置が重い口を開く。

電脳電設がとった特許は全て電脳が持っていること。

電脳は特許に興味がなく、ただの持ち腐れ状態になっており、せっかくの特許を技術に生かすことができないこと。

「特許の権利さえ戻ってくれば…」そんな思いが、玉置の口から語られる。

電脳電設は、特許の権利という弱みを握られており、電脳の支配から抜け出せないことが、玉置の告白により明らかとなった。

「銀行と証券会社で仲間割れをしている場合ではない。悪党は電脳だ。」

半沢は、東京中央銀行に赴き、伊佐山に連絡を取るが、やって来たのは諸田。

仕方なく諸田に、「電脳雑技集団には経営上大きな問題があること」についてメモ書きを渡す。

伊佐山は優秀なバンカーのため、不審な点があれば徹底的に調べつくす修正があることを、半沢は知っていた。

そのメモを渡せば、半信半疑でも、伊佐山がきちんと、電脳電設と電脳雑技集団の関係を洗い直すはず…そう踏んだのである。

しかし、そのメモは伊佐山の手に渡る前に、とある人物の手に渡ってしまう…。

 

そうとは知らない半沢は、引き続き電脳雑技集団と電脳電設の特許に関する契約内容を改めて調べなおしていた。

すると、電脳の経営に不審な点があった場合、権利を買い戻せることが分かったのである。

そこで半沢たちセントラル証券の営業は、電脳電設の特許に興味を示しそうな企業を探すことに。

投資家を探すのは、証券の得意分野ということで、意欲的に協力企業探しに取り組むセントラル証言の営業たち。

やがて、ハマハタ電子が特許に興味を示し、権利の買い戻しの契約直前まで至るが、土壇場で辞退を申し入れてくる。

相談したメインバンクの東京中央銀行が、出資は見送るべきだと忠告してきたというのだ。

その相手は、大和田ではなく伊佐山だったという。

それはまるで、伊佐山が電脳の経営不正について気づいていないような振る舞いに思われた。

伊佐山は、半沢が諸田に渡したメモを見ていないのだろうか?

 

伊佐山の二重離反

今回の東京中央銀行における派閥争いは、大和田の忠実な部下であった伊佐山が副頭取の三笠に鞍替えするという離反行為から端を発している。

しかし今回、追加融資を三笠が大和田に頼みにくる流れとなり、大和田は三笠に大きな恩を売った形となった。

実は、伊佐山の離反はうわべだけの問題で、大和田と伊佐山は水面下で連絡を取り合っていたのである。

今回の追加融資は、半沢の猛抵抗も計算に入れた上で、宿敵である副頭取の三笠より優位に立つための、壮大な大和田の罠だったのだ。

作戦がうまくいき、大和田は笑いが止まらない状況である。

これで頭取肝入りの、帝国航空の再建についても自分が指揮を取れるはず…。

そう思っていた大和田であるが、ある日、頭取に見せられた案件の新体制図に自分の名前が入っていないことを知る。

それどころか、そこに名前が入っていたのは、なんと自分の従順な部下であるはずの伊佐山だったのだ。

伊佐山は二重スパイだったのだ。

大和田には、大和田の思い通りに働いているように見せかけておいて、実は本当に副頭取の三笠派に鞍替えしていたのであった。

「自分1人を売り込んだのか?お前をここまで育ててやったのは誰だと思ってるんだ!」

怒りをあらわにする大和田だったが、伊佐山は「つまらん不正がばれて、(大和田が)土下座をしたときから、自分の出世街道が狂った」、と怒りを返す。

そして、大和田に「土下座野郎」と言い捨てて部屋を出ていく。

二度の裏切りを受け、そして自分の恥の過去まで掘り起こされるという辱めを受け、大和田は膝からくずおれるしかなかった…。

 

半沢の信念とは?

半沢側も、渡真利たちの情報を受けて大和田や伊佐山・三笠の勢力図について概ね把握していた。

「半沢さんは以前、ビジネスは恩返しだって言ってましたけど、銀行は恩返しどころか自分のことばっかりですね…」

銀行の私利私欲にまみれた横行に、森山は呆れたように嘆息する。

そんな森山に将来性を感じた半沢は、自分の大事にする3つの信念を話す。

 

正しいことを正しいと言えること。

組織の常識と世間の常識が一致していること。

誠実に働いているものがきちんと評価されること

 

どれも当たり前のことのように聞こえているが、自分のことばかり考え、自分の利益のためだけに人が働くと、こんな当たり前のことまでないがしろにされてしまう。

「最初の敵は自分自身、いつまでも鋭い太刀筋の森山でいてくれ」

それはまるで、半沢の遺言のようだった。

 

追加融資を決める役員会議は、明日。

行くなら今晩しかない。

半沢は、宿敵である大和田の元へ足を運ぶ。

 

大和田は車に乗り込み、帰宅するところだった。

半沢は大和田を呼び止め、声をかける。

「追加融資を止めたいんです、力を貸していただけませんか?」

対する大和田は「死んでも嫌だね」と言い捨てる。

半沢はめげずに、大和田へ「私はあなたの見返す鍵を握っている」と畳み掛ける。

「私を利用しませんか?」

しかし、そんな半沢を尻目に、大和田は車を走らせて去っていくのであった。

 

 

半沢直樹2の4話ネタバレ!大和田が涙を流した理由は?

ここからが、半沢直樹2の4話ネタバレです!
半沢の出向がかかった役員会議!

追加融資は決まってしまうんでしょうか?

役員会議で電脳への追加融資500億が正式に決議されようとする場で、反対の声をあげたのは大和田。

そして、詳しく事情を知る人物として、大和田が役員会議に招き入れた人物はなんと、半沢だった。

半沢は、電脳が子会社を利用して粉飾決算を行っており、今回のスパイラル買収も赤字を隠すためのものだったことをつまびらかにした。

本来であれば銀行が調べられるはずの内容だったにもかかわらず正しく調査が行われなかったのは、三笠が電脳から献金を受け取っていたせいであることが分かった。

三笠・伊佐山・諸田はその責任を取らされる格好で、電脳への融資1500億を回収するために出向となる。

一方半沢は、今回の活躍のおかげで東京中央銀行に戻れることとなった。

担当案件は、700億の債権を回収する必要がある帝国航空の案件。

しかし、半沢がその案件の担当に決まった直後、支持率低迷する内閣が国民への人気取り策として発表したのは、帝国航空の債権を7割無効にするという非情な施策だった。

一旦そのプランが実行されてしまえば、東京中央銀行は回収できるはずだった500億もの大金を失うこととなる。

半沢の新たな戦いが始まる…

めでたく東京中央銀行に戻った半沢でしたが、新たな試練が待ち受けていましたね。

さて、ネタバレ部分の詳細をご紹介します。

 

半沢、役員会議に登場!

決戦の日がやってきた。

半沢家の食卓では、半沢が優雅に紅茶を飲んでいる。

「直樹が一生懸命頑張っているのは知ってる、地方に出向でも大丈夫よ、どんな辞令が出ても堂々と帰ってきてね」というはなの言葉に半沢は穏やかに頷く。

東京中央銀行では役員会議の真っ最中である。

「電脳によるスパイラルの買収は、500億円の追加融資をもってしてでも、絶対やり遂げないといけない試金石である」

伊佐山と三笠が、追加融資の意義について熱く語った後、追加融資についての採決が行われようとしていた。

「ちょっとよろしいでしょうか」

その流れを断ち切ったのは、大和田である。

大和田は、役員の前で「今回の追加融資には大きなリスクがある」と伝える。

その説明のために会議室の扉を開けるとある人物を招き入れた。

その人物は、なんと半沢だった。

 

昨夜、大和田は車で走り去った後、引き返して半沢の元へ戻ってきていたのだった。

「私は何をすればいいんだ?」

そう問う大和田に「役員会議で私に発言をさせていただきたい」と半沢は答えたのだった。

 

今まさに、半沢はその役員会議にいた。

そして手元の資料をすくい上げ、「この稟議書には重大な欠陥がある」と高らかに謳いあげる。

「ゼネラル電設」にまつわる報告が入っていないというのである。

 

大和田の涙の理由は?

半沢は、役員会議で役員に向けて電脳雑技集団への追加融資を反対する理由として、電脳雑技集団の経営上の問題を挙げた。

そもそも、電脳雑技集団は、不審な点が2点あった。

当時100億程度の企業価値しかないゼネラル電設に300億という破格の金額を支払うことで、子会社化した過去があること。

そして、今回スパイラル買収のアドバイザを、メインバンクである東京中央銀行でなく、東京セントラル証券に依頼してきた経緯があること。

なぜ電脳は、付き合いの浅いセントラル証券にわざわざ買収を依頼してきたのか?

それは東京中央銀行が徹底的に会社を調べ上げたら不都合な事実があったからである。

銀行が徹底的に会社を調べたらわかる不正…それは粉飾決算だった。

電脳は実際は多額の赤字を抱えていたのである。

ゼネラル電設は架空の赤字を付け替えられるために買収されて電脳電設となり、今回スパイラルも、赤字をカバーするために買収されようとしていたのである。

「裏は取れているんだろうね?」

そう問いかける大和田に、半沢が取り出したのは一束の紙だった。

電脳の裏帳簿である。

 

その3時間前、森山は玉置に連絡し、ハマハタ電子と契約を交わして「電脳の不正を明らかにすれば特許を取り返せる」ことを約束。

財務担当であった玉置に裏帳簿の存在を明るみにさせたのだった。

その裏帳簿を見ると、実質毎年50億円近い赤字を出しているという事実が浮き彫りになったのである。

「あなたがたはまんまと電脳に騙されていた。それどころか、追加融資までしようとしている。500億の金をドブに捨てるところだったんです。どう責任を取るおつもりですか?」

半沢が問いかけると、役員会議の場は水を打ったように静まり返った。

 

そこで口を開いたのは三笠だった。

三笠は伊佐山をトカゲの尻尾切り、として利用したのである。

「伊佐山君、君はなんだ?粉飾の一つも気づかないなんて。半沢くんに今までの非礼を詫びたらどうか」

伊佐山は驚くが、会場の雰囲気に促される格好で、半沢をにらみつけ、悔しげに言葉を絞り出す。

「申し訳…ありませんでしたっ…」

伊佐山のその顔を見、その一言を聞き、大和田は笑みを浮かべた。

目にうっすら涙さえ湛えている。

過去の屈辱的な記憶と重なるその光景…しかし謝罪をしているのは大和田ではなく、大和田を裏切った伊佐山である。

自分の屈辱的な土下座を嘲笑った伊佐山が、過去の自分と同様に、半沢に屈して白旗を揚げたのである。

これを喜びと言わずになんと言おうか。

 

しかし、半沢がそれだけで満足するはずがなかった。

「お待ちください」

電脳雑技集団の経営上の不正について、伊佐山にメモを渡したにも関わらず、調査もしなかったことについてまで、半沢は踏み込んで聞いたのだ。

すると、伊佐山は「そんなメモ知らない…」とつぶやく。

その顔には驚きと戸惑いが見て取れた。

とても嘘を言っているようには思えない。

待て諸田

「伊佐山部長は何も知らなかったかもしれませんよ。諸田、俺のメモを本当に伊佐山部長に渡したのか?」

すると、諸田は観念したように、メモは三笠が「伊佐山に渡す」と言って持ち去ったのだと答える。

しかしなおも、三笠は「私は何も知りませんよ、そうだとしてもメモの中身は見ていない」とシラを切り通す。

半沢はとどめとして、森山から送られてきた音声データを役員会議の会場で再生した。

それは、森山がところどころ発生している個人的な送金について平山副社長に使途を確認している内容だった。

すると平山副課長はその送金の相手が三笠であることを告白したのである。

「何から何まで面倒見たのに、結局うまくいかなかった」

平山副社長は恨みがましくつぶやいた。

三笠は、電脳の不正な粉飾決算を黙っている見返りとして、個人的に電脳から献金を受け、私服を肥やしていたのだった。

かくして、副頭取である三笠の地位は転落、同様にその配下で動いていた伊佐山と諸田も失脚した格好となった。

「子会社に見事に叩きのめされたな、喜ぶべきか悲しむべきか。しかし、戦う場所が変わったとしても、そこで輝く人材は本物だ」

全てを知ってか知らずか、満足そうな中野渡頭取の声が、会議室内に静かに響くのであった。

 

その後、半沢は諸田をセントラル証券に連れてくる。

半沢は、諸田に怒りを覚えていた。

 

自分の身可愛さに、銀行へ証券会社の情報を売ったこと。

銀行が考えた詐欺まがいにスキームに手を貸したこと。

しかし、一番半沢が許せなかったのは、諸田が、セントラル証券の仲間を裏切ったことだった。

 

「謝れ、みんなに謝れ!」

諸田は静かに、セントラル証券の社員の前で、「申し訳ございませんでした…」と、深々と頭を下げたのである。

 

これでようやく、半沢による反撃が終わったのであった。

 

一方、役員会議後の頭取室では、電脳への過去の1500億を回収しなければいけないことについて頭を抱えていた。

誰を電脳に出向させるか。

大和田は頭取に「いるじゃありませんか、適任者が」と言うと、ニヤリと笑った。

 

半沢、再出向の真偽

スパイラルにも、意見の対立で社を離れていた仲間たちが戻ってくることとなった。

さらに瀬名は、「信頼できるやつと戦いたい」と言い、森山をスパイラルに来ないかと誘う。

 

一方その頃、半沢は岡社長に社長室へ呼び出しを受けた。

出向話に違いないと覚悟をしたが、電脳への資金回収のための出向は、「諸田、伊佐山、三笠」になるという。

「私の考える限り、お前の行き場所は一つだけだ」

社長は半沢に、大きく頷いてみせた。

 

その夜は、営業第2部でのお祝いの会が開かれた。

半沢が東京中央銀行の営業部に戻ることとなったためである。

今回の活躍による評価であることは明白だった。

この「栄転」について一言挨拶を求められると、半沢は「大企業にいるからいい仕事ができるわけじゃない」と持論を語る。

「どんな会社にいても、どんな仕事をしていても自分の仕事にプライドを持って、日々仕事を達成している人を勝ち組という。

君たち世代の逆襲、君たちの倍返しを、私は心から期待している」

半沢は、セントラル証券の仲間へ向けて、そうはなむけの言葉を贈った。

それを聞き、森山はスパイラルの瀬名に電話をかけて「今の仕事が好きなんだ」とスパイラルのヘッドハンティングの話を断った。

瀬名はそれに薄々気づいていたのか少し諦めたように笑い、「うちの会社の担当として、これからも一緒にやっていってくれるんだよな?」と、森山に声をかける。

かくして、瀬名と森山は共にスパイラルを守るチームであることを再確認したのであった。

 

 

そしてとうとう、半沢が東京中央銀行に戻ってくる日がやってきた。

半沢は社長室にて正式に「次長」の辞令を受けると、なんと自分の担当する案件は、帝国航空の再建だということを聞かされる。

帝国航空から回収しなければいけない金額は、総額700億円。

その案件に半沢を推薦したのは、あの大和田だという。

頭取肝入の案件のため、うまく進めれば、確実に自分の評価につなげることができる。

大和田は喉から手が出るほどこの案件がほしかったはずなのに、なぜ…?

その大和田とは、社長を後にした廊下で出会った。

なぜ私を推薦したのか?と問う半沢に

「施されたら施し返し、恩返しだよ」

と怪しく笑うばかりであった。

 

その実情を知るのは、同期のみんなだった。

「恩返しというのは馬鹿でかすぎる問題だよ、あそこは現代の伏魔殿だ」

と渡真利は半沢に囁く。

それもそのはず、会社を訪問してみると、500億円の赤字予想があるのに、赤字路線を切る覚悟もない。

そんな経営陣の様子を見て、半沢は一喝する。

「ここは一民間企業です。

世の中のためになっているから赤字でもいいという考えは間違っています。

御社にとって今がラストチャンスです。」

そんな半沢をよく思っていないのは、審査部門の曽根崎部長だ。

縄張り意識が強く、もともと自分が主担当であった案件を後から出てきた半沢に取られたことを根に持っているのである。

また、もう一つ頭の痛い問題が出てきた。

それは、支持率低迷中の的場内閣が、支持率回復を狙って内閣改造でサプライズ人事を国土交通大臣に当ててくるという渡真利の予想である。

いよいよ内閣改造の肝であるサプライズ人事を待つと、国土交通大臣に抜擢されたのは、若手女性議員の白井亜希子議員だった。

元ニュースキャスターで、人気は絶大である。

その白井議員が発表した国土交通省の施策は驚きの内容であった。

帝国航空の立て直しを図るため、再生検討チームを立てて、タスクフォースを立ち上げるということである。

貸付を行っている銀行には、一律7割の債権カットを申し入れる予定だというのだ。

東京中央銀行が負担している帝国航空への再建は、700億。

一律7割の債権カットとなると、700億のうち、500億が回収不可能となってしまうのだ。

 

「大変なことになりましたね」

半沢の元にやってきたのは、大和田である。

大和田は、このサプライズ人事を事前に把握しており、自身で担当することを避けたのだった。

とにかく、東京中央銀行の活路としては、大臣のプランが実行される前に、帝国航空を再建させねばならない。

「再建に失敗すれば、500億をドブに捨てることになる…頼みましたよ、半沢くん」

大和田は不敵に笑い、去っていくのであった…。

 

 

半沢直樹2の4話感想

半沢直樹2の4話を見た皆さんの感想は、どうだったのでしょうか?

なお、今回の東京セントラル証券VS東京中央銀行のエピソード元になっている原作、「ロスジェネの逆襲」には大和田は出てこないということです、

そのため実は、大和田との協力タッグも伊佐山の二重スパイのくだりも、全てドラマオリジナルなんですね!

原作にはいないとは思えないほどの存在感を出しており、驚きです!

 

まとめ

こちらでは、「半沢直樹2 大和田が涙を流した理由は?4話あらすじ感想も紹介」について記事を書いてきました。

  • 電脳は、赤字を子会社につけるという粉飾決算を行っていた。
  • 追加融資500億の案は否決され、諸田・伊佐山・三笠は失脚した。
  • 大和田が涙を流した理由は、自分と同様、裏切り者の伊佐山が屈辱的な謝罪を公衆の面前でやらされて恨みを晴らしたような高揚感を感じたためだった。
  • 半沢は東京中央銀行の営業部に戻れることになった!
  • 新しく担当となった案件は帝国航空の再建であるが、敵がまさかの「国の政策」となりそうである…

今回は、半沢直樹2の大和田が涙を流した理由は?4話あらすじ感想について紹介させていただきました。

お読みいただきありがとうございました。