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はるヲうるひと原作ネタバレ結末どうなる?ハッピーエンドかその後も考察

はるヲうるひと原作ネタバレ結末どうなる?ハッピーエンドかその後も考察
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日本を代表する個性派俳優、佐藤二朗が原作から書き上げ、脚本と出演まで行った舞台「はるヲうるひと」が映画化されましたね!

2021年6月4日から日本中の映画館で随時公開されており、もうすでに見た方も多いのではないでしょうか?^^

公開当初から続々と高い評価を得ており、上半期邦画の目玉と言っても過言ではありません。

そもそも「はるヲうるひと」は舞台から始まった演劇のため、しかも山田孝之さんや仲里依紗さんが出演されている超人気のため、多くの方があらすじを知っているのではないでしょうか?

なかなかアングラな内容らしく、公開当初からサブカルファンの心をつかんでいるみたいですね(笑)

舞台を見てもう一度映画で見直したいと考えている方のためにも、今回は「はるヲうるひと」の原作のあらすじをご紹介します。

映画館まで行ってみようか迷っている方、もう一度見直す前にあらすじを復習したい方、ただネタバレが気になる!という方はぜひ最後まで読んで下さい♪

 

はるヲうるひと原作ネタバレあらすじ

「置屋」という遊女がお客さんの相手をする売春宿が点在する島が、物語の舞台です。

もちろんそんな特異な島のため、普通の観光客は寄り付かず、島の住民は閉塞された島で一生を過ごします。

そんな置屋のひとつに三兄弟と四人の遊女が働いており、長男・哲雄(佐藤二朗)が取り仕切っていました。

次男の得太(山田孝之)は哲雄にこびへつらい、長女のいぶき(仲里依紗)は長年の持病を患い床に伏しています。

遊女は病を患うも、特別扱いされているいぶきに嫉妬をします。

そんないぶきを幼少から一番近くで見守り寄り添う得太ですが…。

ここまでが公式から公開されているあらすじです。

なかなか重く、佐藤二朗さんらしくない(?)考えさせられるヒューマンドラマのような展開になる予感がします。

最後の結末はどうなるのでしょうか?

 

はるヲうるひと原作ネタバレ

前述したとおり、映画「はるヲうるひと」はもともと舞台が原作のお話です。

佐藤二朗さんが主宰する演劇ユニット「ちからわざ」の俳優陣によって生み出された「はるヲうるひと」。

舞台の初演は2009年、その五年後の2014年に再演されるほどの人気を博しました。

なんと映画では長男の哲男役を演じていた佐藤二朗さんですが、実は舞台では次男の得太を演じています。

勿論ほかのキャストもガラッと変わっており、またその内容の濃さから映画では演出できないシーンなども映画用に書き直されています。

そんな舞台用に脚本を書いた「はるヲうるひと」の原作に関するあらすじも気になってしまいますよね。

舞台ではどのような展開になっていくのでしょうか?

原作である舞台のラストは決してハッピーエンドでは終わりません。

売春という重い環境の中、そこに住む人たちの感情の交錯模様を意図的に描いています。

次で、詳しいあらすじについて解説します!

 

はるヲうるひと原作ネタバレ結末どうなる?

得太につらく当たる哲雄ですが、その背景には理由がありました。

それは自分自身が父親と正妻の間に生まれた子供であるということ、得太は妾との間に生まれた子供であるということ、この違いに得太に対してある種の軽蔑を感じていました。

それは自分自身が正妻の間に生まれた「愛のある」子供であると言い聞かせ、得太よりも優位に立つことで自分の身を保守しようとしていただけかもしれません。

ただ、哲雄は最後自分自身も愛ゆえに誕生したわけではないことを感じさせられてしまいます。

それは得太が「自分の母親と哲雄の母親が愛し合っていた夢を何度も見た」と哲雄に告白をしてきたことで確信に変わります。

「はるヲうるひと」の「はる」=愛情のない性行為。

そう考えると、自身も得太と変わらない出自の人間だったんです。

なかなか重いテーマですよね…。

 

はるヲうるひと原作ネタバレ結末はハッピーエンド?

バッドエンドとはいかないまでも、ハッピーエンドでもなく、なんだか見た人を深く考えさせるようなストーリーです。

しかし、最後には置屋に所属している一人の遊女の結婚が決まるというおめでたいニュースも入ります。

ただそのおめでたいニュースがあらすじの重さを打ち消してくれるかというと微妙…ですよね(笑)

 

はるヲうるひと原作ネタバレその後を考察!

あえて詳細な結末を描かない映画は、監督が観客にその後を想像してほしいという意図が隠れている場合が多いです。

みなさんはその後をどう考えますか?

明るい未来を想像できますか?それとも暗い結末を想像しますか?

見る側は自由な考察をすることができますし、それがこの映画の醍醐味の一つかもしれません。

 

まとめ

今回は映画「はるヲうるひと」の原作に注目してあらすじを紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

少しかじっただけでも内容が濃くて胸やけしそうなお話ですが、私たちの日常とはかけ離れた新しい新境地を切り開いてくれることは確かです。

実際、監督も脚本も務めた佐藤二朗さんへの再評価の声が高まっていますしね^^

映画館という非日常の空間で見ることに意味があるような映画だと思います。

ぜひぜひ、映画館まで足を運んでみてください♪

最後まで読んでいただきありがとうございました。