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鍵部屋 最終回特別編のネタバレ紹介!榎本の正体は泥棒?

鍵部屋最終回特別編ネタバレ紹介!榎本の正体は泥棒?
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今回は、鍵部屋こと「鍵のかかった部屋」の特別編!最終回のネタバレを紹介!榎本径の正体は泥棒なの?と佐藤の正体についてもまとめていきたいと思います!

『鍵のかかった部屋』シリーズは、角川書店から刊行されている貴志祐介の推理小説のシリーズである、『防犯探偵・榎本シリーズ』をドラマ化し、フジテレビの月9シリーズで放送された作品です。

こちらのシリーズでは、密室殺人事件のみを扱っていて、戸田恵梨香が演じる青砥純子が、様々な仮説を立てては、嵐の大野智が演じる榎本径が反証することで、解を一つ一つ潰していきながら推理するという「別解潰し」が基本的なパターンとなっています。

2020年5月11日より鍵のかかった部屋「特別編」が放送され、今回は、最終回の「硝子のハンマー」のネタバレをしていきます。

榎本径の鋭い推理や、佐藤の正体などをまとめていきます!

私は、頭がザブングル並みにカッチカチなので、推理系のドラマは(?)ってなりながら見るのですが、毎回榎本径の推理には脱帽させられます。

頭よく生まれたかった、というか頭よくなりたかったなあ。

 

鍵部屋「最終回特別編」のネタバレを紹介!

以下、ネタバレを含みます。ご注意ください。

榎本たちは、シリーズの最後、「硝子のハンマー」という事件を解決します。

ある日、佐藤浩市さん演じる芹沢豪のクライアントであった、介護サービス会社の社長が社長室で亡くなり、玉木宏さん演じる窓拭き清掃員が発見します。

社長室は犯行時密室で、防犯カメラには人が立ち入った様子はどこにも映っていませんでした。

後に、専務が容疑者に挙げられます。

殺害された社長と、推理を進める榎本の間には因縁がありました。

それは、5年前に、社長の自宅のセキュリティーを榎本に任せた直後に盗難が発生し、榎本が犯人として疑われたというものでした。

榎本は警察に連行されますが、その際、専務が自供をしたことにより、釈放されます。

しかしその時、同時に青砥は専務の供述にも裏があったということを、証明します。

その次の日、榎本は地下室で業務をしていた、清掃員の佐藤学の元へ行き、

貴方ですね?僕の情報を流したのは。

密室の解明に、ここまで手こずったのは初めてです。

あなたは窓拭きの最中にあるものを見ました。

6億円のダイヤです。

あなたは何とか盗めないかと盗聴器を仕掛けた。

屋上の鍵は、仕事中に抜け出し、合鍵でも作っておいたのでしょう。

そしてあなたは、夜間に合鍵を使って侵入した。

夜間の監視カメラは、センサー式になっているので、赤外線を出さないよう、アルミの服を着ていれば、監視カメラには映らない。

と述べ、佐藤が

  • 社長がコーヒーに砂糖を入れること
  • 毎日仮眠すること
  • 6億円のダイヤの隠し場所

を知ったことを指摘した。

しかし、社長が狙撃事件を自作自演ででっち上げ。

警備の設備が強化されることになり、そのため、強化前にダイヤを盗み出し、盗聴器を回収した!と推理を展開した。

すると、佐藤学は…

学歴のない清掃員がそんなことを考えつけると思いますか?
就業時間なので、帰らせていただきます。

などと述べ、その場を立ち去ろうとしました。

それを見た榎本は、

玄関脇の古い洗濯機のことですが、あれだけ古いと盗まれることはありませんよね。
洗濯槽の裏にダイヤを隠し、洗濯物と水を入れておけば、カモフラージュと、火災対策になる。

などと述べたのち、一つ疑問が残り、「ダイヤ自体社長が横領した物だから、公表はできないはず。なぜ社長を殺したのか?」と尋ねます。

すると佐藤は「俺が盗みに入ったのは社長が殺された前日だ」と社長を殺した疑いを否定します。

榎本が、全ての準備は、ダイヤを盗みに入った夜に揃っていた旨を伝えると、佐藤は、

  • 目的はダイヤなんかではなく、復習すること
  • 社長が佐藤の父親を裏切ったこと
  • 経営が傾いた時、その時共同経営していた社長が会社の金を盗んだ結果、両親を死に追いやったこと
  • ダイヤの存在を知り、それを手に入れれば、「新しい人生」が始められると思ったこと

を社長を殺害した理由だと述べ、

「君ならわかるだろう?俺の気持ちが」

と同調を求めたが、榎本は、

「僕は、向こう側へ行けないとしても、自由で居たいんです。」と答えた。

一方で、東京総合セキュリティ地下にある、美品管理室を、芹沢たちが訪れると、榎本の鍵コレクションが無くなっていることが判明する。

佐藤が自首した後、ダイヤが見つかったと報告が入る。

その後、青砥に榎本は「空港にいる。臨時収入があった。」との旨を電話で告げる。

芹沢が慌てて電話を奪い取り、「盗まれたダイヤのうち1億円分のダイヤは偽物だった。お前まさか!」と追求する。

榎本は、「社長が業者に騙されたんじゃないですか?」と答え、青砥がどこに行くのか?いつ帰ってくるのか?と尋ねても、榎本はフライトの時間になったと電話をきる。

受話器を置いた榎本は薄ら笑みを浮かべた。

以上がネタバレです!

状況をまとめると、

佐藤は、自分の両親と社長が共同経営していた際、経営が傾き、社長が会社の金を全て持ち逃げしたせいで、両親が死ぬことになった。

そのため、復讐をするために、今回の計画を実行した。

榎本は推理を進めるうちに、1億円分のダイヤを臨時収入としてかっさらった。

って感じですかね。

確かに、親を他人の勝手な理由で、死に追い詰められたら復讐したくなりますよね。

皮肉なことに、ダイヤで「新しい人生」を始めるどころか、榎本の「臨時収入」となってしまいましたね。

復習が目的であるはずなのに、富に目がくらんだ末路とも言えます。

榎本にとっては、インセンティブといったところでしょうか。

 

鍵部屋「最終回特別編」のネタバレ!榎本の正体は泥棒?

結論、榎本さんはダイヤを1億円分もらって帰ったと思います。

榎本の正体は泥棒。

「臨時収入」決定的なワードでしたね。

先ほども言った通り、インセンティブ的なものと考えられますね(笑)

ただ、榎本さんは時計をコレクションしているので、ダイヤもコレクションしているかもしれませんね!

 

鍵部屋「最終回特別編」のネタバレ!佐藤の正体は?

それでは、玉木宏演じる佐藤学についてまとめていきます。

  • 社長のビルの清掃員
  • 両親がかつて社長と会社を共同経営
  • 社長が金を持ち逃げし、両親が死に追いやられる。
  • 社長の殺害を計画・実行

上でもまとめたように、佐藤は社長が両親を死に追いやらない限り、普通の青年でした。

社長が愚かなミスを犯さない限り、両者ともに幸せだったかもしれません。

人生というものは意外と繊細で、脆く、何か一つが崩れたら、全てが転落してしまうのかもしれませんね。

 

まとめ

今回は、鍵のかかった部屋特別編最終回ネタバレ紹介!榎本径と佐藤の正体についてまとめてみました!

鍵のかかった部屋シリーズは大人気作品で、特別編の放送決定の際にはSNSで大きな反響がありました。

やはり最終回ということもあり、キャストも玉木宏さんを犯人役で起用するなど、豪華でしたね!

この記事では主にネタバレを扱いましたが、榎本径の人相や、佐藤学の正体や人生を知ることによって、人間の脆さや、人それぞれの生き方など、少し考えさせられる作品だったとも感じました。

毎回、ドラマや映画を見るたびに、ストーリーを理解することはもちろん、作家の本当に伝えたいものを意識して鑑賞するようにしていますが、今回も色々なヒントや、結末を知ることにより、新たな考えを得られたような気もします。

「何いってんだこいつ?」と思ったそこのあなた!

キューブリック監督の名作「シャイニング」を鑑賞することを強くお勧めします!

初めは解説を見ながらでもいいので、いろんなシーンを意識して鑑賞するようにして見てください。

ただ怖いだけでない、作品の真意が見えるようになってきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!