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カネ恋1話ネタバレあらすじ!ガッキーのほころびとは?

カネ恋1話ネタバレあらすじを紹介!板垣純のほころびとは?
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カネ恋こと『おカネの切れ目が恋のはじまり 』について、1話のネタバレあらすじを紹介!

三浦春馬さんの遺作になってしまったカネ恋こと『おカネの切れ目が恋のはじまり 』。

ドラマもまだ絶賛撮影中だったにも関わらずメインキャストの不幸が起きたということもあり、カネ恋は、お蔵入りか、代役で撮り直しかと思われましたが、製作陣の尽力により、全4話という構成で放送されることとなりました。

そういった経緯もあり、視聴者の期待も高まりますね!

第1話では、主人公を演じる経理部の九⻤玲子(松岡茉優)が、営業部の板垣純(北村匠海)、通称ガッキーの「ほころび」を知ってしまう、とのことで…。

玲子の言う「ほころび」とは、一体なんのことなのでしょうか?

それでは早速、カネ恋1話ネタバレあらすじを紹介!ガッキーこと板垣純の「ほころび」とは?についてご紹介していきたいと思います。

https://twitter.com/mika_ty_12/status/1305491712798650369?s=20

>>カネ恋を1話からイッキ見する!

 

 

カネ恋1話ネタバレあらすじを紹介!

主人公のアラサー女子・九鬼玲子(松岡茉優)は、中堅おもちゃメーカーの経理部で働いている。

玲子は、過去のとある出来事から、“清貧”がモットー。

そんな、めったに物を買わない玲子は1680円の豆皿を買うのですら、1年間店に足を運び、吟味する。

熟考を重ねて買い物をする日は、名付けて「お迎えの日」!

しかし、ようやく購入を決意して古道具店へ向かったにも関わらず、女性を連れた玲子の会社の御曹司・猿渡慶太(三浦春馬)が、その豆皿を特に執着もないままに購入していってしまう…。

その数日後、慶太は玲子が働いている経理部へやって来る。

慶太の浪費ぶりが目に余るため、社長であり慶太の父である猿渡富彦(草刈正雄)が大激怒!

お金のお勉強をするべく、経理部に異動になったということで、玲子は思いもかけず、慶太の指導係を拝命してしまい…

玲子と慶太のお金修行が、今はじまる!

 

玲子と社長御曹司の慶太

モットーが「清貧」である九鬼玲子の週末は、おめざから始まります。

普通なら複数個買いが普通である、鎌倉土産で有名なくるみクッキーを、あえての1個買い、130円と、水筒に淹れて持ってきたアイスほうじ茶…。

これで平日の仕事の疲れを癒し、土日を満喫する心の準備をするのでした。

片や、おもちゃメーカーモンキーパスの社長御曹司である猿渡慶太は、有名ブランドアパレル店で、色に迷えば色違いも両方買い、気がつけばお会計は111万円!

しかし彼は、数字がそろっている様子を見て、ビンゴだ!と喜ぶ程度にはお金音痴。

この時点で、この2人に接点があろうとはお互い夢にも思わなかったことでしょう…

 

「お迎えの日」

今日は玲子にとっては特別な日でした。

1年通い続けた古道具屋に飾られていたおさるの柄の豆皿を、ようやく買おうと心に決めた日だったのです。

名付けて「お迎えの日」!

部屋も入念に掃除し、豆皿の居場所も美しく準備した上で、意気揚々とお店へ足へ運びますが、一足早く社長御曹司の慶太がお店の前を通りがかり…。

これからバーベキューをするというのに、皿を準備し忘れた!と騒ぐ仲間の女の子たちに「ここで買えばいいじゃん!」と、慶太は手当たり次第にその古道具屋にあった皿を買っていってしまいます。

その中には、玲子がこの1年、手元に置くことを夢見ていたあの豆皿も…。

タッチの差で自分のものにしそびれ、がっかりする玲子ですが、家族である母・九鬼サチにも動揺を見せず、「あのお皿とは縁がなかった」と、まるで自分に言い聞かせるかのように言うのでした。

 

玲子の日常と経理部の仕事

そんな玲子は普段はおもちゃメーカーの経理部で働いています。

経理部で働いていると、いろんな人の経費の申請がやってきて、そこには人間性が垣間見えることも。

領収書の期限が古すぎるものもあれば、丁寧に付箋をつけて却下するものまで…。

その申請を淡々とチェックしていくのが玲子の仕事です。

 

玲子が慶太の教育担当に?!

しかし、玲子のその平穏な日常を乱す存在は、突然やってきました。

玲子の働く会社の社長直々の命により、その息子の慶太が、営業部から経理部に異動してきたのです。

教育担当である玲子に課せられたミッションは「慶太にお金の修行をさせよ!」というもの。

アメリカへ出張に行けば、私費とはいえ、買い物やカジノで776万円も使い、お昼の時間には食べたいものや目に入ったものから順に買って、5800円もの昼食を手に戻ってくる…。

玲子のお昼は60円↓

それもこれも、社長令室である母親が職場まで息子の慶太の様子を見にやってきてはお菓子と一緒に現金を差し入れするという、次元の違う育ちにあるとは言え、買いすぎに関しては「自腹だからいいじゃない?」と慶太も悪びれない様子。

職場では、同僚から密かに「世捨て人」と呼ばれている玲子とはまるで反対の存在です。

 

慶太が玲子の情報収集

慶太は慶太で、今まで会ったことのない人種である玲子に興味津々。

慶太は同僚に玲子に関しての聞き込みをするも、お昼はいつも1人で食べていて世間とも人とも距離を取っているということや、実家が鎌倉で民宿をやっているらしいということくらいしか玲子の情報を得られません。

その頃、会社ではフリマアプリで社員でしか手に入らないような販促アイテムや非売品が売買されているというちょっとした事件が話題になっていました。

一体誰がやっているのでしょうか、やはり目的はお金なのでしょうか?

 

営業二課エースの板垣純と玲子の出会い

慶太がもといた部門である営業二課では、営業のエース・板垣が営業部長から飲みに誘われていました。

しぶしぶ連れて行かれた先では経理部の猿渡歓迎会が行われていました。

部長は猿渡が異動先で迷惑をかけていないか心配で、偶然を装い歓迎会の様子を見に来たのです。

連れてこられたのだから部長の奢りかと思いきや、会費は自腹ということが分かり、板垣は釈然としません…。

お酒も飲まない板垣からしてみると、ソフトドリンク2杯程度しか飲まず、友達でもない人間に私生活をあれこれ探られ、食べたいものが出てくるわけでもない飲み会は、無駄しかありません。

飲み会での話題は、もっぱら最近問題になっている、フリマアプリでの販促品の売買についてや、部長が娘さんに冷たくあしらわれており、インスタをブロックされているなど、他愛もない内容ですが、板垣にとっては興味なし…。

そんな不満そうな板垣の様子に気づいてか、玲子は帰りに板垣を呼び止め、会費の半額を板垣に返金します。

なんでも、追加料理の際に、酔った上司から少しずつ多めにお金を徴収していたとのこと。

その玲子の華麗な幹事っぷりに、思わず心動かされる板垣でした。

 

慶太の元カノ「マリア」

その歓迎会の帰り道、慶太はまっすぐ家に帰らずに寄り道をしていました。

場所は、元カノであるマリアの自宅近く。

慶太はまだ未練が残っているものの、マリアはもうすでに結婚を決めた相手がいるというのです。

どうして俺じゃダメだったの?」と聞く慶太に、マリアは「お金の使い方」と、一言。

慶太の言い分としては「俺が消費するから経済が回る」とのことですが、マリアからしてみれば「慶太のは消費じゃなくて浪費」とのこと。

「付き合うだけならいいけど、結婚したら人生崩壊する」

冷たく言い放つマリアでしたが、今夜だけと甘える慶太を断りきれずに慶太の家へ向かうことに…。

しかし、慶太が高級高層マンションである自宅に入ろうとすると、鍵がエラーに…

 

サルーと共にマンションを追い出される

父の差し金により、マンションは売却されてしまっていたのです。

これからは自分の力で家賃を払って生きていくように、という父からの伝言を見て、マリアも冷めた顔で帰ってしまいました。

途方に暮れる慶太が向かったのは…。

 

玲子の実家の民宿に慶太が現る

朝、玲子が目をさますと、玲子の母・サチが営む民宿の食堂になぜか慶太が!

なんでも慶太は住んでいた家を父である社長に追われ、玲子の家が民宿をやっているということを思い出しやってきたところ、お人好しである玲子の母・サチは、タダで寝泊まりしていいと招き入れたというのです。

いつの間にか他の宿泊客とも打ち解け、玲子の方が蚊帳の外という様相。

しかし、タダで寝泊まりとは言いつつ、きちんと家事の手伝いをする慶太は、布団を運び入れる際にふと玲子の部屋に足を踏み入れ、そのものの少なさに驚きます。

世捨て人、とはよく言ったものです。

 

清く貧しく心静かに生きていく

窓辺に飾られているのは、方丈記。

「行く川の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず」

玲子の母・サチによると、玲子は「清く貧しく心静かに生きていくのが理想」なのだと言います。

やはり、今までに出会ったことのない人種であることに間違いありません。

興味津々の慶太が玲子の様子を見に行くと、金継ぎをしていました。

金継ぎとは、金を使って、割れたり欠けたりしたお皿やお茶碗を修復する作業のことです。

その様子を見て、「手間かかりそうだし、新しいものを買ったほうが早い」と言う慶太ですが、そんな慶太に、玲子は「使い続ける喜びもある、モノって繕うほどに、愛着がわくものだと思うから」と答えます。

ますます玲子に興味が湧く慶太は、玲子に自分の「仕事」を見せてくれるというのです。

 

玲子と慶太でお金の勉強を始める

大量に運ばれてきた慶太の荷物のほとんどが、実はおもちゃだったのでした。

おもちゃメーカーの社長の息子という立場ではある慶太ですが、どうやら心からおもちゃが好きというのは間違いない様子。

本人いわく、今の会社もきちんと応募して採用面接を受けているとのことで「ガチで実力で受かってる」と、慶太本人は思い込んでいます。

(玲子は、猿渡なんていう珍しい名前では、社長の息子であることがバレバレなので、人事部長の忖度による採用だと思っているようですが…)

そんな慶太が「仕事」と言って見せてくれたのは分厚いバインダー。

中身は、子どもの頃から描きためたと思われるおもちゃの企画書でした。

まだ1度も採用されたことはないとか。

「昔からあの人(父さん)に信用されてないんだよね…」

寂しげな慶太を見て、玲子はあるアイデアを思いつきます。

「お父様に信用されたいですか?おもちゃ商品化の夢を実現させたいですか?」

そう言ってしばし何かを取りに行き、戻ってきた玲子が慶太の前につきだしたのは、子どもがつけるようなお小遣い帳でした。

「お金の勉強をしましょう!」

慶太は冗談と思ったのか、渋い顔ですが、でもじっと見つめる玲子の目は真剣そのものです。

こうして、玲子と慶太のお金の修行が始まったのでした。

 

公認会計士 早乙女健のお金セミナー

玲子は慶太を連れてお金に関するセミナーを受けに来ていました。

講師はイケメン公認会計士の早乙女健

「お金に振り回されない暮らし方私たちは無意識にお金の選択をしながら、お金に振り回されながら生きている…」

真剣にメモを取りながら聴く玲子に対し、うたた寝しながらどうにか座っている慶太…。

セミナーが終わってファンが早乙女を取り囲む中、早乙女は、少し遠くからその様子を見ている玲子に手を振ります。

玲子への特別待遇に驚くも、玲子は「テニススクールの先輩」である、と素っ気なく教えてくれるのみ。

もしかして初恋の人?などと冷やかす慶太などは、完全に眼中にない玲子。

次の予定のため移動しようとする早乙女を追うように、大きなかばんを抱えてどこかに行ってしまいます…。

 

板垣純は小さい弟と妹を養うお兄ちゃん

板垣が工場を営む実家に帰ると、小さな妹と弟がにぎやかに出迎えてくれます。

そんな弟、妹を見る瞳はとてもやさしく、よきお兄ちゃんといった様子です。

しかし、妹や弟たちとは対象的に、父と母は浮かない表情…

「お兄ちゃん、今月も工場の支払い足りないの…」

そういう母の顔を見て、板垣は絶句してしまいます。

夜はパソコンの前で何かを打ち込んではため息をつく生活です。

 

横領犯は板垣?

玲子の勤めるおもちゃ会社、モンキーパスでは相変わらず非売品グッズの転売に悩まされていました。

金銭感覚には疎い慶太ですが、正義感は人一倍。

「これはもはや横領だ」と聞き、黙っていることができません。

販促グッズは営業の管轄…ということで、慶太は、経理部の仕事もそこそこに「ガッキー(板垣)に聞き込みしてくる!」と、飛び出していってしまいます。

そんな慶太を尻目に、淡々と経費処理を進めていく玲子ですが、板垣からの領収書を見て、どこか引っかかります。

領収書には、新宿駅で「銘菓ひよこ」を買ったことが記されていました。

過去の経費の申請を遡ってみると、関西出張の際にショコラひよこを手土産で買っていたけれど、ある時点からそれがふつうの銘菓ひよこになっていたことが判明します。

 

慶太がガッキーに聞き込み開始

一方、営業二課に慶太は、出張に出かけようとする板垣をつかまえて、販促グッズについてヒアリングしようとします。

すると、板垣が持っていた紙袋の中から、大量の販促グッズが…。

「お前だったの?どけちな横領の犯人」

慶太は板垣を問い詰めますが、板垣は京都出張に持ってくだけだと言って取り合いません。

どうしても板垣の領収書が気になる玲子は、新宿のお土産やさんやバスターミナルに足を運び、自分の疑念が確信に変わるのでした。

玲子の母・サチが営む民宿、みずよう館では、慶太がショックを受けていました。

「真面目なガッキーがこんなしょうもない小遣い稼ぎするなんて…言ってくれればいいのに」

そんな慶太を玲子は静かに諭します。

「お金のトラブルは、人に相談できないことです。」

「うしろめたくて、はずかしくて…だからひとりで抱え込んでもっと苦しくなる。」

そう言いながら、玲子は過去の出来事を思い出していました。(※別記事参照)

 

横領犯をつかまえろ!

あくる朝、玲子は営業二課を訪れました。

そんな玲子に営業部長が気づき、板垣が出張であることを告げると、玲子は営業部長の方を向き直り

「羽鳥部長、お話があります」

と、告げます。

****

そしてさらに翌朝…まだ日も上らないような時間に、玲子は自分の家の民宿に仮住まいしている慶太の部屋を訪れます。

「猿渡さん、おはようございます、午前4時です」

突然起こされた慶太は、何がなんだか分からない鳩が豆鉄砲状態に。

そんな慶太に、玲子ははっきり、きっぱりと告げます。

横領犯を捕まえに行きます

 

カネ恋1話ネタバレ!ガッキーのほころびとは?

※ここからが本当のカネ恋1話ネタバレになります!

会社の販促グッズをフリマアプリで転売しているのは営業二課エースの板垣か?と思われたけれども、実は全くの別人が犯人。

しかし、それとは別に、板垣が小さな不正を働いていることに玲子は気付く。

実は板垣は、関西への出張時、新幹線の切符を買い、それを金券ショップに転売して、自身は夜行バスで出張をして浮いたお金を懐に入れていたのだった。

そんな板垣に、玲子は、事情があったとしても、体を大切にしなければ本末転倒だと諭す。

フリマアプリの転売も、社内のプチ不正も無事一件落着!

しかし、慶太の浪費癖は筋金入りで、まだまだ手強そう。

慶太はほころびだらけだと玲子は憤るが、そんな玲子も実は公認会計士の早乙女健に相当貢いでいるということが発覚。

ほころびだらけなのは、お互い様かも?

それではオチのネタバレあらすじをご紹介します!

 

板垣純の「ほころび」とは?

早朝、深夜バスの到着バスターミナルに板垣が降り立つと、そこでは玲子と慶太が待っていました。

「なんで…?」

と問う板垣に、玲子は一言

「ほころびが気になってしまって」

と返します。

玲子が気になったほころびは、「ショコラひよこ」でした。

今まで、営業のエースである板垣が関西出張に持って行くお土産は、ショコラひよこでした。

ショコラひよこは、東京駅構内しか買えない限定品で、お土産には大変よろこばれる逸品とのこと。

しかし、半年ほど前から、銘菓ひよこになっていたそうです。

玲子は、それが気になったのだと言います。

慶太は、フリマアプリでの転売について板垣が犯人かと聞きますが、玲子はグッズ転売の真犯人を知っていました。

それはなんと、羽鳥部長の娘さんだったのです。

インスタをブロックされてる、と言うのを聞いて、インスタを検索したところ、フリマアプリと同じ画像がアップされているのを発見したとのことでした。

てっきり転売犯が板垣だと思い込んでいた慶太は大混乱。

板垣は、玲子の淹れたアイスほうじ茶を飲みながら、自分のした不正をぽつりぽつりと話し出します。

板垣は、会社の経費で切符を買ったあと、金券ショップに売っていたというのでした。

一泊二日の京都出張を、夜行バスに往復15時間揺られることで、1万円程度浮かすことができる…。

1万円ごときにそこまでするのか?と驚く慶太だったが、板垣は定期代もくすねていたと告白した。

会社に泊まったり、女の子の家に泊まらせてもらうことで、日々の交通費を浮かしていたというのです。

恵まれた慶太にはわからないだろうと憤る板垣ですが、慶太も負けていません。

「エースなんだからさ、俺と違って期待されてるんだから、もっとかっこよくいてくれよ」

慶太と板垣で、お互い、自分にないものを持っている相手に対しての羨望の気持ちがあったことがわかります。

 

板垣純の「事情」

そんな2人を見ながら、玲子は板垣に声をかけます。

「何かご事情がおありなんですよね…でもお金のために、板垣さんご自身がぼろぼろになってしまっては本末転倒ではないでしょうか?」

ご事情って別にそんな大した話じゃないですよ、と前置きしつつ、板垣は自分の身の上を語り出します。

親の商売がうまくいっていないこと。

奨学金を返さなければいけないこと。

家にはまだ小さい妹と弟がいること…。

「毎日、ずっとお金のことばっかり考えてる」

営業のエースとして激務をこなす傍ら、なかなか帰れない自宅に帰った際には深夜までパソコンでデータ入力のバイトをしていることも打ち明ける板垣。

「お金で一生悩んで、振り回されて、死んでいくんだ…」

まだ未来ある若者であるにも関わらず、人生に失望してしまっている板垣を見て、玲子は黙っていることはできません。

「ガッキーさん、おなか、すいてますか?」

玲子は、板垣を朝ごはんに誘います。

 

一杯のかけそばが心を満たす

玲子が板垣を連れてきたのは、蕎麦屋でした。

「ここ、いろいろ食べた中でも一番おいしくて」

そう言ってそばが出来上がるのを待つ間、玲子は板垣が出す領収書が好きだ、と板垣に打ち明けます。

「きちんと説明が書いてあって、客観的で…だから板垣さんの領収書は1日の最後に回します。

強くて美しくて…癒されるから。」

そうして、玲子は板垣に向き直ります。

「お金を嫌いにならないでください。

これだけ毎日近くにあるからだからこそ、仲良くしたいじゃないですか。

きっとあると思います、ガッキーさんなりの、お金との仲良くなり方が…」

そうして出てきたかけそばは、1杯180円。

「いただきます」

食べてみると、その美味しさに思わず板垣の箸が止まらなくなります。

貧しくても、こんなに豊かな食事ができる…。

「180円でこの幸せはちょっと驚きですよね。」

幸せの価値は、金額では決まらない。

そんなことに気づき始めた慶太は、玲子からもらったお小遣い帳を取り出す。

「かけそば 180円」

まだ消費と浪費の違いもわからないし、金銭感覚というのもはっきり言ってまだ漠然としていて掴みきれていません。

でも、この180円はきっと「浪費」ではなく、あるべき「消費」であると、慶太には思えたのでした。

 

ほころびだらけなのは、慶太か玲子か?

結局、板垣への処分は玲子が羽鳥部長に板垣の事情を口添えしたことも功を奏し、厳重注意程度にとどまりました。

世捨て人などと同僚には言われていますが、意外と面倒見がいいことを慶太が玲子に指摘すると、玲子はあくまで「ほころびが気になるだけ」だと否定します。

歩きながら話していると、2人は小道具屋の前を通り過ぎました。

玲子はおずおずと、慶太に切り出します。

「ところで、おたずねしたいことが…豆皿は元気ですか?小さな猿の絵柄が描かれた…」

すると、慶太は古道具屋でバーベキューに必要な皿を買う際にそんな豆皿を購入したことをふと思い出します、が慶太は驚きの一言…。

「バーベキュー場にそのまま捨ててきた」

その言葉にショックを受けた玲子は、バーベキュー場のゴミ捨て場に走りますが、もちろんゴミは回収済み…あとの祭り。

怒りにわなわなと震えながら、物静かな玲子が珍しく絶叫します。

「ほころびだらけなんですよ、何もかも!」

私が繕ってみせます、覚悟してください!と叫んで、ジャケットを無理やり脱がし…。

玲子は慶太の袖口のボタンが取れかけだったのがずっと気になっていたのでした。

そんな玲子の後ろ姿を見送りながら、少し楽しそうな慶太。

会社で父である社長とすれ違い、「食えてんのか?」と声をかけられたときも慶太は「俺、いいことあるかも」と元気に答えます。

そして、また後日、慶太と玲子は公認会計士早乙女健のお金セミナーに参加します。

相変わらず聴講態度には大きく差があり、果たしてこのセミナー参加に一定の効果があるのかどうかは怪しいところです…。

そして今回もセミナー後、玲子は大きなバッグを持ち、慶太を置いてどこかに行ってしまいます。

不審に思った慶太が玲子の後を追いかけてみると、玲子がセミナー講師である早乙女健に大量の貢物をしている現場を目撃!

早乙女さんの笑顔、プライスレス!と喜ぶ玲子に対し、ほころびまくってんのはそっちでしょ!と玲子のあぶなっかしい行動を見守る慶太なのでした。

>>カネ恋を1話からイッキ見する!

 

カネ恋1話の感想は?

 

まとめ

「おカネの切れ目が恋のはじまり」、略して「カネ恋」の1話、どうでしたか?

営業部の「ガッキー」こと板垣純の「ほころび」とは、交通費をプチ着服し、苦しい家計事情に当てていた…ということでした。

板垣の処分については、営業部のエースたる仕事へのひたむきさと家庭の事情を汲んでもらい、厳重注意で済んだということで、よかったですね。

それに対し、清貧女子かと思われた主人公・玲子がまさかの貢ぎ魔だったということがわかる衝撃のラスト!

これには社長の息子である慶太も驚いていましたね!

以上、『「おカネの切れ目が恋のはじまり」』、カネ恋の1話ネタバレあらすじ!ガッキーこと板垣純の「ほころび」とは?』についてご紹介しました。

それぞれ立場は違いながらも、どこか共感出来る憎めないキャラクターが魅力で、2話目以降もカネ恋が気になりますね。

お読みいただきありがとうございました。